SELAMAT DATANG!
APA KABAR?
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ひとりごと sendiri bicara ++ DIVの怖さ・楽しさ ++

アラフォーにもなろうかという頃、海外旅行のほとんどがリゾート地というワタシは、突如「ダイビングのライセンスを取ろう!」と思った。

その頃、家の近所にダイビングショップがあったので、通いやすいという利点もあった。

時代もよかったのか…、友人の家にもそのダイビングショップの支店があり、別の場所に通っていたけれど、実習やらは一緒にできるということで、なんとかプール学習まで終了し、最後は海洋実習を残すのみとなった。

そのショップは、羽振りがよかったのか、海外で海洋実習ができるというツアーを組んでいたので、友人と二人で「バリ島」を選び、旅立った。

ワタシも友人も、小学生の頃は、スイミングに通っていたので、泳ぎには自信があるし、怖さなんてぜんぜんなかった。

…バリ島という外国であるため、言葉の不安があったくらい…

ツアーでは、確かに「日本人インストラクターが指導してくれる」となっていたのが、着いてみると、状況が変わっており、日本語ができる現地ガイドとなった…。

なんでも、オープンウォーターのゲストが入ったとかで、海洋実習を残すのみのワタシたちは、現地人で十分と判断されたよう…。

迎えに来たショップの人は、日本語の分かる運転手と、日本語がわからない現地インストラクターだった。
…おい…日本語がわからないイントラって…
ぜんぜん、ツアーの内容と違うじゃないか〜!!!

運転手は、ワタシのサイトに何度も登場する「バカ男」だ。


言葉がわからないインストラクターと、プールの端っこを使ってのナビゲーション…。
…ワタシは、機械もわからぬ方向音痴…
プールの端で、ウロウロしてるだけで、ぜ〜んぜんコンパスがわからんまま、海へ…。

海の中は、もともと話すことなんてできないので問題はない。

オープンウォーターの試験が終わると、セッティングから何から何まで、全て二人が行ってくれ、着替えりゃいいだけのお姫様ダイビングにハマったワタシたちは、その後何度もバリへ通うようになり、いつもこの運転手とイントラという組み合わせとなった。

小さい生き物たちの世界は、まるで宇宙!
大きい生き物の姿は圧巻の一言!
ダイビングで見る水中世界は、シュノーケルでは息が続かず見ることのできない世界だ。

慣れとは恐ろしいもので、健全なダイビングがなんやら怪しい方向へ向かって行った頃、耳抜きができず、深度13mくらいのところまで行くのが限界という事があった。

泣きそうになりながら、陸へと戻る…。

次は、耳抜きができないかも?という不安から、思い切り鼻をかむ(耳抜き)と、浮上した時、目の前が赤くなってビックリ!
…大量の鼻血を出しながら、ダイビングをしてたらしい…

次の恐怖は、バカ男が雇われた新しいショップにて、女社長と常連客、ワタシと友人、バカ男の組み合わせでダイビングをしたときに起こった。

半期に一度のブランクダイバーで、初心者のワタシ。
ドリアンが苦手だと訴えているのに、女社長は「とってもおいしいのよ♪」と言って購入し、ポイントに到着するとゲストと一緒に食べ始め、ワタシにも勧めるのだが、その臭いがツライ…。
臭いにもやられ、ますます耳抜きに不安が残り、しかも酔いやすいというワタシに、女社長のガイドは厳しすぎた。

マクロ系が得意な方なので、ホヤの中にいるカクレエビを見せてくれようとしたのはわかるが、深いところと浅いところを行ったり来たりするダイビングは、三半規管の弱いワタシにはツライものがあり、初パニック!

…水の中にいるというのに、レギュレーターを外したくてしょうがないのだ…
気持ち悪くて、とにかく浮上したい!
頭の中はこれだけになり、バカ男に向かって、ただ人差し指を上に向けた…。

浮上のハンドシグナルは、親指を上げるのだが、もう余裕がなく、「上〜!上〜!」という気持ちだけで、人差し指を指し、勝手に浮上…。

…ダイビングで急浮上をしちゃいけないこともわかってるし、レギュレーターを外したら息ができなくなることもわかってるのに、やらずにはいられない心境…

慌てて追いかけてきてくれたバカ男に、「気持ち悪い」と伝え、ちょっとだけ落ち着くと、すぐに水の中に戻ると言われた。

…それも当たり前のこと…

一瞬でも浮上できたおかげで、水の中に戻っても、パニックは収まったので、きちんと安全停止を行ってから再浮上をした。

…ダイビングは、本当に楽しいし、重力のない世界は気持ちがよく、歌まで出ちゃうくらいなんだけれど、自然が相手の遊びなので、体調などにもよって怖さもある…


月日は流れ、バカ男とも歴史に残るお別れをした後、何年もお気に入りとなったショップでお姫様ダイビングを楽しんでいた。

ワタシのスタイルを理解してくれるショップに出会う事ができ、女性のインストラクターさんとは車内でも話が弾み、陸(食)も、水中も思いっきり堪能していた。

…超〜楽しかった…

そうしていると、信じられない事故が起きてしまった。

大好きなショップも人も失った。

あの事故が、あと2週間遅かったら確実にワタシも当事者になっていたことだろう…。

ワタシはよく考える…。
もしもインストラクターとはぐれたら、ワタシは死ぬしかない…。

できないまま取得してしまったオープンウォーターとアドバンスの免許。
コンパスもわからんし、そもそもレンタル機材にコンパスなんてありゃしない。

…じゃ〜買えよ!…

でも、半期に1度の渡バリでしかダイビングをしないワタシに、コンパスは高価すぎるんだよ〜…。


前回の渡バリで、大好きなショップのイントラさんに会うことができ、気持ちがちょっとだけ上がったので、次回からはダイビングもできそうな気もするが、相変わらずコンパスも持ってないし、スキルもないワタシ。

はぐれたら死ぬしかないので、イントラさんに蹴られても、ピッタリくっついていくだろう。
そして、陸が見えないようなポイントには、恐らく今後行くことはないだろう…。
アメンボみたいな船、ジュクンで行けるくらいのポイントじゃないと、自力で陸へ戻るのは不可能だ…。


ダイビングは楽しいし、今でも大好きだ。
でも、ちょっぴり怖いところもあるのがダイビング。
自分のスキルを過信せず、これからも楽しんでいきたいな…。




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